目先の利益よりも・・・
先週末、仕事仲間の社会保険労務士さんに誘っていただいて、全国女性税理士連盟主催の税制と年金についてのシンポジウムに参加してきました。
あの「行列のできる法律相談所」に出演されている弁護士の住田先生の講演が聞けるということ、正規雇用とパートタイマーという働き方の違いによる税制と年金の問題点などのパネルディスカッションが聞けるということで楽しみにしていました。
住田先生、場慣れされているということもあるのかもしれませんが、やはりオーラがありました。
でも、それ以上に素敵だなと思えたのは元「日経EW」編集長の野村浩子さん。
今回は「税制と年金」がテーマということで専門の先生方の「破綻しそうな年金の財源、支給方式をどうするか」というお話が多く、あまり詳しくお話しを聞けなかったのが残念ですが、「103万円、130万円の壁(健康保険、厚生年金の扶養範囲内)に固執して目先の利益を取るよりも何年も先を見越したキャリアも大切」という内容を聞いたときには気持ちが動きました。
私は、娘のときには育児休業を取って正社員として復帰したものの、事業所が閉鎖してしまい、息子を出産後、今の社会保険労務士事務所にパートとして再就職。
平日はほとんど一人で子育てをしつつ働けるとしたら、正社員は無理、主人の扶養内で働くことがベストと思っていました。中途半端に130万円を超えたら損だ、とも。
確かに今の働き方はラクだし、130万円を超えると自分で社会保険(健康保険、年金)を払わないといけなくなる、主人の扶養からは外れないといけなくなるのですが、自分の年金(資産)を自分でつくるという大切さ、お金では買えないキャリアを築くということで長期的にみればプラスになることもたくさんある。
今現在の身分は時給で働くいわゆる「パート」ですが、私自身は仕事の質を落としているとは思っていないし、子育て中の「短時間勤務」だと考えています。
もう少し子供の手が離れたら「フルタイム」に復帰して、自分の資産は自分で作っていきたいなと思います。
シンポジウムの間、子供の頃から母に言われ続けた「女性も経済的に自立しないといけない」と言う言葉がよみがえり、しばらく頭から離れませんでした。
130万円の壁のことを詳しく説明すると、一般にいわれるサラリーマンの妻(夫の場合も増えてきていますが)だけは年収が130万円未満であれば「国民年金第3号被保険者」ということで、年金保険料を納めなくてもいいのです。
言われてみれば変な話ですが、自営業の妻は第3号にはなれず、サラリーマンの妻だけが人が納めた保険料(+税金)で年金がもらえるのです。
お得な制度に見えますが、第3号という制度が女性の社会進出を阻み、低賃金に押さえられている根源の一つなのかもしれませんね。
誤解のないように書いておきますが、女性が働くことだけがベストだとは思っていません。
私は向いていなかったけれど、家事に専念する、子育てに専念するというのもそれぞれ一つの目標を持った素敵な生き方。あえて独身という生き方を選ぶ人も増えてきていますよね。
子育てしつつバランスよく働くということを選んだ欲張りな私の意見ということでご参考までに。
仕事に関することはもっともっと書きたいことはあるのですが、長くなってきたので今日はこの辺で・・・。
あの「行列のできる法律相談所」に出演されている弁護士の住田先生の講演が聞けるということ、正規雇用とパートタイマーという働き方の違いによる税制と年金の問題点などのパネルディスカッションが聞けるということで楽しみにしていました。
住田先生、場慣れされているということもあるのかもしれませんが、やはりオーラがありました。
でも、それ以上に素敵だなと思えたのは元「日経EW」編集長の野村浩子さん。
今回は「税制と年金」がテーマということで専門の先生方の「破綻しそうな年金の財源、支給方式をどうするか」というお話が多く、あまり詳しくお話しを聞けなかったのが残念ですが、「103万円、130万円の壁(健康保険、厚生年金の扶養範囲内)に固執して目先の利益を取るよりも何年も先を見越したキャリアも大切」という内容を聞いたときには気持ちが動きました。
私は、娘のときには育児休業を取って正社員として復帰したものの、事業所が閉鎖してしまい、息子を出産後、今の社会保険労務士事務所にパートとして再就職。
平日はほとんど一人で子育てをしつつ働けるとしたら、正社員は無理、主人の扶養内で働くことがベストと思っていました。中途半端に130万円を超えたら損だ、とも。
確かに今の働き方はラクだし、130万円を超えると自分で社会保険(健康保険、年金)を払わないといけなくなる、主人の扶養からは外れないといけなくなるのですが、自分の年金(資産)を自分でつくるという大切さ、お金では買えないキャリアを築くということで長期的にみればプラスになることもたくさんある。
今現在の身分は時給で働くいわゆる「パート」ですが、私自身は仕事の質を落としているとは思っていないし、子育て中の「短時間勤務」だと考えています。
もう少し子供の手が離れたら「フルタイム」に復帰して、自分の資産は自分で作っていきたいなと思います。
シンポジウムの間、子供の頃から母に言われ続けた「女性も経済的に自立しないといけない」と言う言葉がよみがえり、しばらく頭から離れませんでした。
130万円の壁のことを詳しく説明すると、一般にいわれるサラリーマンの妻(夫の場合も増えてきていますが)だけは年収が130万円未満であれば「国民年金第3号被保険者」ということで、年金保険料を納めなくてもいいのです。
言われてみれば変な話ですが、自営業の妻は第3号にはなれず、サラリーマンの妻だけが人が納めた保険料(+税金)で年金がもらえるのです。
お得な制度に見えますが、第3号という制度が女性の社会進出を阻み、低賃金に押さえられている根源の一つなのかもしれませんね。
誤解のないように書いておきますが、女性が働くことだけがベストだとは思っていません。
私は向いていなかったけれど、家事に専念する、子育てに専念するというのもそれぞれ一つの目標を持った素敵な生き方。あえて独身という生き方を選ぶ人も増えてきていますよね。
子育てしつつバランスよく働くということを選んだ欲張りな私の意見ということでご参考までに。
仕事に関することはもっともっと書きたいことはあるのですが、長くなってきたので今日はこの辺で・・・。
by kuu_hono
| 2007-10-03 14:39
| しごと